取材絡みの釣りが一段落、今後の釣行予定を考えると群馬県内の年券が必要になるため、どうせ購入するなら釣りを絡めようと27日の午後に出発。年券も購入し、夕刻に少し竿をだしてイワナを1尾。動画を撮ることに夢中で写真を忘れる始末。車中泊でしっかり睡眠がとれ、翌日はのんびりとテンカラを楽しむことができました。今回約20年前に竿を出したことがある懐かしい里川でテンカラを振りました。道路沿いの渓流だけにイワナもヤマメもスレ気味でしたが、賢いイワナやヤマメを思い通りに釣ることができると満足感もあり、楽しい釣りでした。
前日は車中泊でしっかり睡眠
焼き鳥で簡単に一杯やってから
土曜日の午後に現地へ到着、年券を買って夕マヅメにイワナも釣って車中泊。ほんとうはキャンプ場で焚火でもしようかと薪まで買っていったのですが、薄暗くなってから移動、準備も大変なので車中泊へ変更。近くのスーパーで焼き鳥を買って軽く一杯、このあと3日間、車の中が焼き鳥の匂いに包まれたのは言うまでもなく。それにしても、写真に撮ると角型クッカーのフライパンも大分傷んできた感がある。しかし、20年以上使っていると慣れていて非常に使い勝手がいい。先日似たようなものを探してはみたものの、角型クッカーのセットって今はないんですよね。以外と角型はパッキングなどもし易く便利なのだが。
今から20年前に釣った里川へ入渓するも
アタリは遠く…ようやくイワナがヒット
車中泊をしたので寝不足も無く気になっていた川へ、しかし最初に見た場所はあまりにも緩く平坦な渓相なのでパス。次に見た場所は雰囲気も良いため支度をしてさっそく入渓となりました。良いポイントもあり、底石もしっかりしているためすぐにアタリがでそうな雰囲気はあるのですが、なかなか出ません。ようやく崩れた古い堰堤の下でイワナが出てくれました。その後は目の前に年配のご夫婦らしき二人が入ってしまったため川を変えることに。結局2時間半釣りをしてイワナ1尾、里川の釣りは甘くありません。
場所を変えたのも同じく懐かしの里川
ヤマメが幸先よくいいアタリをだしてくれました
まだ渓流釣りを始めて10年経つかどうかといった頃、全日本暇人協会と根掛りクラブの解禁釣行で群馬県の里川へ行った記憶がある。その時に釣った場所に移動してきました。解禁時なので雪に包まれた渓相が思い出に残っていましたが、今回は新緑の緑が濃くなりだし、藤の花が盛りの季節です。入渓してすぐにヤマメがハリスをひったくるようなアタリを出しました。かつてヤマメが混じっていたことをよく覚えていたので、狙い通りのヤマメに嬉しくなります。
スレてはいるものの毛鉤への反応は良い感じです
その後も飽きない程度にヤマメやイワナからのアタリがあります。アタリがあってもハリ掛りできなかったり、最後に結んだフォームビートルでも見切るイワナもいました。それでもラインを大きく引き込む力強いアタリを出す魚もいておもしろい釣りが展開できました。喰い波から少しでも外れると出ない魚、ウケになる石ギリギリで飛び出す魚など改めてテンカラの面白さ、奥深さを感じる釣りができたような気がします。季節的なことや、水温、魚のコンディションなどにもよると思うのですが、この日はピックアップ寸前で掛かる魚がけっこういました。おそらくはある程度毛鉤が沈んでくれないと口を使わない、自分が思っているより手前に魚が着いている感じ?またそういう魚のほうが良いサイズでした。色々考えさせられる、テンカラはやっぱりおもしろいですね!
イワナ6ヤマメ4といった感じで楽しめました!
良い季節、イワナも浅いポイントへ入ってます
20㎝ほどの浅い水深でも結構イワナが付いていました。もちろんそういう場所は小型ばかりですが。しっかりと喰い波の筋を流さないと毛鉤を咥えないですし、また不用意に近づくと走ってしまいます。丁寧に釣らないと釣れないイワナたちでした。
最後はフォームビートルでイワナを水面に出し納竿
最後はドライで締めくくろうとフォームビートルを結びました。しかし、なかなか釣れません。水面に出てきても小型が多く、毛鉤を咥えてもハリ掛りしないこと数回。そして素直に咥えてくれたのが写真のイワナです。小型が多いと言うことは秋や来シーズンが楽しみになりますね。このイワナを写真に収め午後2時半、少し早いですが竿をたたみました。5時間ほどですが良い釣りができました。
河原には小さなバッタがいっぱい
車まで戻る途中、河原の草には1.5㎝ほどの小さなバッタが沢山いました。この子たちが出始めていると言うことはフォームビートルの季節に突入と言うことで間違いなしですね。
今回のタックル&小物
天平テンカラ33で快釣!
今回はちょっと被った渓相の川からスタートしたのでシマノ天平テンカラ33を使用しました。長さが短い分36よりは少し穂先寄りの調子、その分コントロールし易い感じです。もちろん軽く、振り抜けも良いですから疲れにくいメリットがあります。この日は風があってコントロールしにくい状況でしたが、おかげで疲れずに釣りができました。
毛鉤は10colorsの甲斐胴黒虎花笠#10好反応
今回は10colorsの毛鉤の中で私の定番的「甲斐胴黒虎花笠」が好調でした。はじめは#12で釣っていたのですが、8寸ほどのイワナも釣れる状況でしたので#10に替えてみた所いい感じにあたってくれました。#10はこれからの季節にバッチリのサイズです、正直#10まで品揃えしてくれている釣具店はまだ少ないですが少量でも取り寄せが効くお店もありますのでぜひ使って見てください。小さくするだけでなく、大きくする方が釣果アップにつながることもありますのでぜひ試してください。
ちょっとした荷物はシマノベースバックパック20Lへ
最近はおにぎりなどのちょっとした軽食、カメラや予備のバッテリー、フィルターなどをシマノベースバックパック20Lに入れて釣りをしています。予備の竿も1本脇に、目立たない色で軽く、真ん中で大きく開く上面のファスナ―は使いやすくてグッド。ロッドケースの上はバックパックと100均のベルクロバンドで固定しています。
群馬県の里川は沢山あるので魅力的
群馬県の里川へぜひ出かけてみてください
群馬県は多くの渓流釣り場があります。何と言っても坂東太郎の異名を持つ利根川が流れる県ですから。今回の釣行でもまだ谷川岳には残雪があるほどですし、かといって藤の花が咲き誇る場所もあり、さすが流域面積日本一の河川といった感じです。福島県境、栃木など日光方面からの渓流、西は嬬恋村や草津方面など長野県や新潟県との境からの渓流、とにかく渓流釣り場が沢山ある群馬県です。釣り人の多い場所もありますが、きっと穴場的な場所もあるはずですよ。