6月はじめのテンカラは遠山郷で遊ぶ予定でした。しかし台風2号の影響で愛知や静岡などでは豪雨災害となってしまいました。静岡と近い遠山郷でも当然、災害レベルの増水となり、とても釣りどころではなくなってしまいました。被害にあわれた方へお見舞い申し上げると共に一日も早い復興を祈念いたします。そこで、急いで雨雲の動きを確認すると日本海側までは影響がない様子でした。新潟の仲間に連絡を取り状況を確認。すると、もともと渇水気味だったためこちらは恵の雨とのこと。こうして新潟、山形でのイワナ狙いテンカラ釣行へと出かけました!
新潟県の渓流でちょっとスレたイワナと遊ぶ
我が家(埼玉県)を朝出発し、新潟の仲間と昼には合流しました。そのまま釣り場へと一緒に向かいます。案内してもらったのは山間の田んぼ道の先に延びる小渓流でした。いかにも地元の方しか入らないような流れ。狙いはイワナです。以外と頭上は開いていてテンカラ竿も問題なく振れそうな感じです。そうは行ってもちょくちょく引っ掛けますが…
魚影が途切れず車に戻ると19時前
同行の中嶋さんもテンカラ竿を振り、イワナを掛けてご満悦の様子です。ポツポツと釣れ続けるため楽しい釣りです。そして以外とスレていて出方も速かったり見切られたり、また全体的に浅い渓相であり、着いているポイントも浅場が多かったためちょっと気を抜くと走られます。こうしたちょっと緊張感のある釣りも楽しいものです。結局夕マズメまでしっかりと釣ってしまいました。
夜は河原で肉と酒
夜は中嶋さんが用意してくれたステーキをごちそうになりました。とっても柔らかくて美味しかった~。外で食べると更に美味しく感じるのは何なんでしょう?星空を眺めながら飲む酒も最高の時間でした。
新潟県の夜はまだ寒いくらい
結局午前0時過ぎまで談笑は続きました。焚火がないと結構寒いくらい。厚手の上着を用意しておいてよかった感じです。6月と言えども朝晩の冷え込みは侮れませんね。
2日目は山形県の渓流でイワナ狙い
まだ春の装いが残る林道沿い
2日目は山形県の渓流へ向かいました。予定よりもちょっと遅れて到着。まあ釣り場はいくつもありますから慌てずにスタートです。林道沿いには伸びた山菜と共にきれいな花が咲いています。初夏の一歩手前、山形県ではまだ春の装いが残っています。この季節の林道は歩いていて気持ちが良いので私は好きです。
毛鉤は沈めても浮かせても釣れましたが…
最初に入った川はあまり水の色が良くない状況、魚影もあまり見られません。次に入った川では、たまに小さなイワナが走るくらい。もう少し様子を見てダメなら移動しようと話し、少し進むと8寸ほどのイワナが掛かりました。居るならこのまま釣り上がろうと進みます。徐々に掛かるペースも上がり楽しくなってきました。毛鉤はフォームビートルでも花笠でもどちらでも釣れる状況でした。しかし、すべてのポイントでアタリを出すには沈めた方が確立が良い状況です。まだ雪渓も残る渓だけにイワナにとってはまだ少し冷たいのでしょう。
最後は尺イワナで締め旅を終えました!
慌ただしくも出かけてよかったテンカラ旅!
アクセスの良い川だけに、ポイント毎にアタリとまではいきません。それでもアベレージが良くなりペースは悪くありません。そして岩盤に沿う水深50㎝程度の流れにビーズヘッド甲斐胴黒花笠を通すとハリスが止まるアタリ、合わせると今日一の重さを感じ天平テンカラ33が良い曲がりをします。雄の尺イワナでした。今回の釣りを締めくくるには最高のイワナ君でした。車へと戻る途中に地元のおじさんたちとすれ違いました。少し話をすると先週にも関東から来た人が入っていたとのことでした。どうやら下のエリアは抜かれていたようです。どおりでアタリが遠かった訳ですね。
今回の新潟県・山形県テンカラ釣行タックル紹介
ロッドはシマノ天平テンカラ33
今回はシマノ天平テンカラ33が大活躍でした。今回は小渓流の釣り、灌木の枝が張り出すポイントなどもあることから33の選択です。また流れに毛鉤を流す線の釣りだけでなく、落ち込みの脇や石裏などの狭いポイントに打ち込む点の釣りが混じるため、コントロールし易い33はベストマッチです。また軽いため一日振っても疲れにくい。入門者だけでなくベテランの方にもおすすめできる1本です。
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価格:15,400円 |
毛鉤は10colorsの毛鉤
今回は10colorsの毛鉤、タングステンビーズヘッド甲斐胴黒花笠、フォームビートル、ゼンマイ胴赤柴花笠、甲斐胴黒虎花笠など結構色々な毛鉤で釣れました。季節的に浮いている魚と沈んでいる魚がそれぞれいる状況でしたので毛鉤も色々なもので釣れた感じです。どちらかに絞るとすればやはり沈めた方が数的に歩がありそうな感じですが好みになりますかね。ハリスはフロロカーボンの0.8号1mです。フォームビートル使用時はナイロン0.8号1mです。