今年もお盆休みを利用して遠征釣行へ行ってきました。8月11日夕方に自宅を出発、向かった先は富山県です。日本海側の渓だけにメジロアブの猛攻は覚悟の上、それでも良い釣りがしたくて富山県にしました。初日はイワナ狙いでテンカラ竿を振ります。今回釣行に付き合ってくれるのはテンカラ雑技団の無州さんです!テンカラ名人と一緒に釣りができるので、その技を少しでも吸収しようと思いわくわくの釣りでした。
釣り始めるもすぐには釣れないイワナ
釣り始めるも超渇水の魚影無し
富山県までほとんど寝ずに運転してようやく到着。待ち合わせ場所ではムッシュさん(無州さん)がほぼ同時に到着しました。私は少し先に到着する予定でしたが遊漁券を買いにコンビニへ行くとアユの日釣りしか扱ってませんと空しい一言。そのため上州屋新富山空港通り店まで買いに行ってきたため時間が掛かってしまいました。少し仮眠してから釣ろうと思っていましたが、二人とも釣る気満々なので渓に入ることに。しかし、渇水で水はぬるく、流れも弱い状況です。ムッシュさんが小さい魚影を一度みただけで反応がありませんでした。
堰堤を二つ越えてようやくイワナがヒット
あまりにも反応が無くちょっと歩きましょうか?と二人で話した直後、先に堰堤が見えてきました。ちょうど良いタイミングで一度林道へ上がります。林道へ上がったとたんにメジロアブの猛襲に遭いますが少し歩き、渓に降りられそうなところで再入渓しました。すると水量が少し復活し、ようやくイワナが出始めました。
流石富山県と思わせる場面も
ポイント毎に出る区間もありました
少し大きめな落ち込みで上の写真のイワナが釣れました。写真を撮ってもらい、次のが入っているんじゃない?なんてムッシュさんが打ち込むと一発です!そのイワナが下の写真です。さすが富山県の渓流と思わせる連発でした。良型が続くなんて源流見たいですが車止めからすぐの釣り場、うらやましい限りです。魚影の濃い釣り場では何匹かの魚が同じポイントに入っています。そういったポイントの良い定位置では、そこに居た魚が居なくなるとすぐに次の魚が入ります。また、春先や産卵期の前、良いメスが釣れると良いオスが続くときもあります。これはペアリングしている魚と言うことです。
人が入りにくそうな場所とそうでない場所
釣り上がっていくとあたりの薄くなる区間もありました。やはり人が入り易そうな区間は少し抜かれているような印象です。入渓点から少し離れると良型が混じりアタリも増えるような印象です。これはどこの川も変わらないですね。やはり渓流の場合は様子を見るにしてもある程度の距離を釣らないとわからないですね。
尺イワナも登場して上がりました
初日のオーラスを飾ったのは尺一寸のイワナでした。大きな開きが徐々に絞られ右岸側の壁沿いを流れる筋、水深も流速もちょうど良い感じのポイントだけに下流側から少しずつ上流を攻めて流すとハリスが止められるアタリ!合わせるとズシッとした重量感、この瞬間は何度味わってもいいものです。毛鉤は10colorsの甲斐胴黒虎花笠#10です、尾びれのれの上部が欠損していましたが、ワイルドな感じのイワナでした。うれしい1尾に満足して竿を納めました。
初日のタックル紹介
初日はシマノ渓流テンカラZLを使用しました。34-38のズームタイプは初見の渓流には重宝します。どれくらい頭上が被っているのか、逆に開けているのかわからない時はレベルラインの長さ調整だけで、竿はどちらにも対応することができます。またパワーがある竿なので尺イワナも余裕のやり取りができる竿です。胴に入る調子はしっかりと溜めが効いて大物とのやり取りに余裕ができます、それでいてぶれないのでキャスト時のアキャラシ―もいい感じです。スパイラルXが効いているのを実感できます。
夜は河原で焚火を前に乾杯d
初日、無事に釣果も出せて良い感じで終了しました。夜は河原で焚火をしながら乾杯です。最近は焚火をしながら車中泊が多くなっていますが、やはり気楽でいいですね。朝も早く、夕方暗くなるまで竿を振るこの季節、渓流釣りはこのスタイルがやっぱり都合が良いです。ムッシュさんが巻き巻きのソーセージや手羽先など色々と焼いてくれました、私はレトルトのハンバーグですが最近はこれでも十分美味しいですよね。酒は冷えたビールの後にジントニック、蒸し暑い夜にはさわやか系のお酒が最高に美味いです!そして食べて飲んだ後はすぐに睡魔が襲ってきます。ほぼ徹夜で運転し、到着からすぐに釣り始めてますから、秒で爆睡でした。