群馬県の源流でテンカラ!今期初の源流は期待以上の美渓

5月25日~26日、一泊の源流釣行です。地元釣り仲間の石森さんと向かった先は群馬県の源流。本来この時期はまだ雪渓で釣りが難しい渓ですが、今年の積雪の少なさを考慮すると行けるとの判断で行ってきました。まだまだ水は冷たい渓でしたが、その渓相や周りの景色がとても美しく行って良かったです。テンカラには少し早いかな、と言う状況でしたが、ポツポツと釣れてくれたので楽しかったですよ!

源頭に近いエリアは少ないけど残雪が

5月下旬、本来この季節ならもっと残雪があってよいはずですがわずかに残っている程度でした。写真を撮っている場所は1300ⅿ近辺です。周りには少しですが残雪の残る場所もありましたが、やはり温暖化の影響は凄く感じます。昔の様子を調べると、この時期はまだたくさんの雪が残っています。

めちゃくちゃ冷たい水でした

いくら雪が少ない年と言っても、やはり水はかなり冷たかったです。ウェットウェーディングにはかなりキツイ水温でした。長い間は水に浸かっていることができないので、なるべく石の上に乗っかって釣りをしていました。

はじめて訪れる渓のイワナ

まずは石森さんが一尾目のイワナを掛けます。やはり初見の渓の初見のイワナはうれしいものです。意外と黒っぽい魚体で、カッコイイイワナでした。やはり川底の色を反映している感じはします。それとまだサビが残っている感じですね。

ビーズヘッド黒系の毛鉤とシマノ天平テンカラ

石森さんが掛けた毛鉤の色が黒系だったので、私も黒系に交換。すぐにうれしい一尾目が釣れました。私は流れに早く馴染み、沈みの早い10colorsタングステンビーズヘッドの毛鉤で釣りました。かなり広い開きで浮いているイワナも居たのですが、大半は底に近い流れにいる感じでした。竿はシマノ天平テンカラ36です。

少しサビが入るきれいなイワナでした

白点や朱色の斑点は小さ目、まだサビの残ったイワナです。少しスリムな魚体のイワナも居ましたが、それなりにいい魚体も混じりました。ただこの標高と植生、そして積雪量などを考慮すると、今年の夏は痩せたイワナになってしまうかもしれません。

ミズバショウに新緑や残雪など最高の景色

滝を巻いて流れに戻る時、小さな湿地がありました。そこには一株だけ咲くミズバショウが目立っていました。さらにはサンショウウオの卵や新緑の景色、その先に見える残雪と青空、この上ない最高の景色でした。やはりこの時期の山は何もかもキラキラしてますね。

夜は創作料理にイワナと山菜の天ぷら

源流春巻き&レバーペースト

この日の夜に石森さんが作ってくれた春巻きは中に魚肉ソーセージと大葉が入っています。源流での料理は遊び心と簡単に美味しく!これはまさにそれが詰まってます。そしてレバーペーストとクラッカーは石森さんの定番メニューで、これがいいおつまみになって最高でした!

イワナとウドの芽、コシアブラの天ぷら

イワナは天ぷらにするだけ数匹いただきました。アワセてウドの若芽、そして予想外にいいタイミングのコシアブラがあったので沢山天ぷらにしていただきました。写真は焼いた石の上においてます、こうしておくと揚げたての状態で保温ができて最高です。ただ、石が爆ぜる時があるので気を付けてください。あくまで自己責任でお願い致します。

今年も安全に源流シーズンを楽しみましょう!

今年も源流シーズンに突入です。シーズン最初のザックを担いでの登山道歩きはやはり疲れました。これを一度やるとだいぶ体が慣れるんですけどね。今年も安全に、美しい源流での釣りを楽しみたいと思います。皆さんも行かれる際はぜひお気を付けて!