本来は小次郎さんと二人で遠征の予定だったのですが、目的地が生憎の増水。今回でなんと三度目の遠征計画没となってしまいました。ただ、二人とも休みを確保していただけにもったいない。近場で二日間遊ぶことになったというわけです！初日は私が秩父のイワナをご案内、二日目は甲斐の国で小次郎さんに案内してもらうという何とも贅沢なてんから三昧の二日間となりました。
まずは小次郎さんに秩父の天然イワナを！
ここは放流のない渓なのでどの魚もバリバリきれいな個体です！しかも秩父だけに色濃いイワナ、小次郎さんのホームとは違うイワナなのでとっても喜んでいただけました！イワナって個性があるからいつも見ているイワナと違うとなんか遠征来ているぞっていうか、遠足来ているっていうか、そういう気分になれますよね！？
フォームビートルがいい季節になりました！
フォームビートルが活躍する季節到来ですね！小次郎さんはいつもの毛虫毛ばりで誘いの釣りを展開！後ろから見ているとうまい具合にラインをコントロールして下流側からも誘いを入れています！相変わらず流石の誘いです！今回は放流のないイワナの渓だけにきれいなイワナを釣ってもらい小次郎さんも満足いただけたようです。帰りに踏み後まで上がる時に息が上がっていたことは見なかったことにしておきますね（笑）
こういう秩父のイワナが大好きです！
小次郎さんに釣っていただきながら私も何本か釣らせてもらいました！その中でもこういう黒っぽい魚体にオレンジの腹、最近ではマンゴーイワナなんて呼ばれているようですが、こういったワイルドなイワナが私は大好きです！こんな魚が水面に出てくれるんですからドラカラにはまる人が増えるのはうなずけますね！
初日、秩父でのタックル＆毛バリは！
今回は本流筋が増水、沢に入ったのでシマノ天平テンカラ33を使用しました。毛ばりはもちろん10colorsのフォームビートル＃12です。色はグリーンを使用しました。基本フロータントいらずで浮きますが、浮力材を使った方がより浮き上がるのでおすすめです。レベルライン2.5号3.5ｍにハリスはフロロカーボンの0.8号1ｍです。
二日目は甲斐の国でアマゴからスタート
二日目、のんびりめに出発して入渓した場所は開けた瀬でした。いくつかのよさそうな流れの筋を中心に流します。その時流れの筋を多少のテンションを掛けながら、実際の流れより少しゆっくりと流れるように流します。そして飛びついてきたのが写真のアマゴでした。朝からきれいなアマゴにテンション上がります！毛ばりは茶羊同白柴花笠＃12です！
ライズしていたイワナを譲ってもらいヒット！
小次郎さんが釣っていた大きな淵の流れ込み。どうやらライズをしている魚を見つけて私に譲ってくれました。かなり小さい虫を食っているようなのですが、結んでいた花笠＃12から瀬畑毛ばりの＃10雉逆さ黒とローテーションさせます。見にはくるのですが咥えません。そういう時に強いのが「雉剣羽根」サイズは＃16くらいです。ゴミも流れてうまくいいところに入りませんがようやくいい感じに流れると咥えてくれました。昨日の秩父の黒っぽいイワナと違い川の色に似た白っぽいきれいなイワナです。
釣り上がりでイワナをヒット！
その後、短い区間でしたがきれいなイワナを追加することができました。結構人も入っていそうな場所でしたが、きれいなアマゴ、イワナに癒されました！
下流に移動後は小次郎さんもアマゴをビシバシ！
二日目は私に釣ってもらえるように案内に徹してくれていた小次郎さん。場所を移動してからはどんどん釣ってもらいました！最近は釣り上がりのテンカラを熱心にやられていますが、やはり根っからの誘い人！見ていると小さなポイントでも器用に誘われていました！こういうのって釣り人の性ですよね！
フジの花が咲くころがテンカラベストシーズンイン！
流れの脇にフジの花がきれいに咲いていました。水面にも花弁が浮き、渓流情緒を掻き立てられます。やはりこの季節は毛ばりをよく追うし、まだ警戒心も薄く、釣りやすい時期だと感じます。テンカラベストシーズンの始まりですね！
この日一番掛けた毛ばりはゼンマイ胴赤柴逆さ＃12
場所を移動してからはゼンマイ胴赤柴逆さ＃12を使っていました！ほかにも何種類か使ったのですが、これが一番反応が良かったです！濡れていてハックルが閉じてますが水の中ではもう少し広がってます。この毛ばりを特に誘いをいれるでもなく、普通に流すだけでこの日はバンバンあたりました！居着きも放流魚もこれ1本！
二日目のタックル紹介！
二日目はシマノ天平テンカラ36を使用！ラインはレベルライン3号4m、ハリスはフロロカーボン0.8号1ｍです。何度も書いてしまうのですが、ほんと天平テンカラはいい竿だと思います。入門者の方がまず1本とかんがえるのであれば天平テンカラ36を強くおすすめしますよ！
〆はイワナでお疲れさまでした！
この日のラストフィッシュはこのイワナでした！夕マズメが近づき、イワナの活性というか時間的にスイッチが入ってきた感じでした。昔、餌釣り初心者の頃、秩父の里川で薄暗くなってからイワナが3連荘で釣れたことを久々に思いだしました。
小次郎さんありがとうございました！
ほんと楽しい二日間でした！小次郎さんと釣りをしていると、誘いの技やリズムなどなど、色々と自分と違う部分が見れ、まだまだ私もレベルアップできるぞって気になります。二日間ありがとうございました！来シーズンもまた行きましょう！
