渇水の夏渓流、テンカラでイワナ&ヤマメを狙う!

7月は源流釣行と宿泊での釣りが多くかなり体力を消耗して夏バテ気味でした。少し近場の釣り場でと思って予定は特に入れてなかったところへタイムリーな大串さんからの電話!ジョンさんが日本に来るから一緒にどうですか?とのお誘い!もちろん即答でハイッ行きます!と二つ返事です。8月5日、そういう訳で向かった先は栃木県の渓流です。今回はシマノ渓流テンカラZLでイワナとヤマメ狙い!やっぱり楽しい釣りとなりました。

朝4時、続々と車止めには続々と釣り師が

やはり土日なので車止めには沢山の車が到着します。私は一番に到着していましたので後から来る車は違う場所へと移動して行きました。大串さん、ジョンさんが到着しすぐに準備をしていると、一台の車が止まり、川を知る大串さんが沢割りしてくれました。あいさつをしてお互い何処を釣るのかわかっていれば安心して釣りができます。気持ちよく釣りをするためにも一声かけることは渓流釣りでは大切なマナーです。下流から釣り上がる、沢割りする、頭をはねるような入渓はしないなど、渓流釣りでは釣り方を問わずルールがあります。初心者の方はぜひ覚えてください。

林道を30分ほど歩き入渓

林道を30分ほど歩いて入渓しました。標高は850mほどなので、下界よりはかなり涼しく感じます。やはり標高の高い渓流釣りは涼を求めるには最適です。川に降りて準備をしていると朝日が差し込んできました。この景色も渓流釣りならではです、癒しの時間にゆっくりと準備をします。

小ぶりなイワナをジョンさんが連発

TENKARA

アメリカから来たジョンさんがイワナを連発します。普段アメリカでもテンカラで釣りをしているため慣れたものです。毛鉤もスタンダードな黒系で釣っていました。

ちょっと良さそうなポイントで少し粘ります

スレたヤマメを出したのは瀬畑毛鉤の雉逆さ黒

ヤマメ 瀬畑毛鉤

私もさっそく釣りを始めます!落ち込みからの開きで深さがあるポイントを大串さんが譲ってくれました!早速下流側から低い姿勢でアプローチします。ちょっと良さそうなヤマメが毛鉤に反応しますが咥えません。喰い気がありそうなので毛鉤を重さのあるものに替えてアプローチしましたがだめです。そこで今度は大きな毛鉤、瀬畑毛鉤の逆さ#10に替えて流れに馴染ませるとハリスがツッと入ります。7寸ほどのヤマメでしたがスレたヤマメを狙い通りに釣るとうれしいものです。瀬畑毛鉤は通販でも販売していますよ。

TENKARA Japanesetrout

夏の渇水、アプローチには特に気を使います

岩陰に隠れる

上手な人はみんなアプローチに気を使っています。今回の釣り場は人も多く、また渇水しているため更に神経質な魚ばかりです。毛鉤への出方も速く、スレていることが良くわかります。大串さんはうまく左岸側の岩陰に身を隠して振っています。やはり一発勝負の魚が多く、アプローチが釣果を大きく左右します。

低し姿勢で距離をとる

距離が取れるポイントではしっかりと離れて釣りをすることが大切です。もちろん低い姿勢で距離をとった方がより魚に気付かれません。また少しでも魚に気付かれないように間に大きな岩や瀬の高い草などがある位置取りをすると更に良いですよ。

昼にはだいぶ渋くなりました

昼飯後、上流部にはすでに人が入っているため下流部の支流を見に行くと新しい足跡が付いていました。そこで本筋の下流部で午前中に人が釣った後、もしくはあまり人気が無いと言う区間に入りました。しかし木の被るポイントからイワナが出てくれただけでかなり反応が悪くなりました。渇水で水温も高く厳しい感じです。夕マズメまで待つ余裕はないので早めに切り上げました。

栃木県の渓流でテンカラ!今回のタックル紹介

今回はシマノ渓流テンカラZLです。34-38のズームタイプです。釣り場の渓相が分からない時などは34⁻38のズームタイプの渓流テンカラがおすすめです。林道沿いの渓流なので70.5㎝の仕舞寸法も気になりません。この竿に今回はレベルラインの3号を4.5m取りました。ハリスはドライフライ中心だったのでナイロンを使用、長さは1.2mです。全長で5.7mですがスレた魚が多い渓流ではやはり長いほうが有利です。

栃木県の渓流楽しい一日となりました

今回は気の合う仲間とゆる~く渓流テンカラでした。涼を求めてのんびりと釣りをするのは最高に贅沢な時間です。日本海側と違いアブはいますがメジロアブほど大群にはなりません。なので、ほとんど気になりませんでした。熱い夏、涼しい渓流のテンカラ釣り、興味がある方はぜひ初めて見てください。ぜひこちらの記事「テンカラ釣りは何を用意すればいいかを説明します」も参考にしてください。