6月22日、楽しみにしていたスレ鱒屋高橋章さんとの釣りです!大昔、小菅川にキャッチ&リリースエリアができたときに訪れてから竿を出していなかったのでもうほとんど初めての川と言ってもいいような感じです。小菅川のリバーキーパーを務めている高橋さんはポイントも熟知しているのでこの日はアテンドしていただき小菅川の想像以上のすばらしさを体感できました。
都内からも近いのに想像を超える大自然

高橋さんに案内してもらい渓に降り立つとまずびっくりしたのがその美しさです。都内近郊の渓流では植林された山の中を流れる場所が多い。しかし、小菅川の源流域はこんな巨木まで残っているのかと驚きました。やはり自然林の残る渓相は美しい。魚が釣れればうれしいですが、やはりこんな雰囲気の中で釣れたほうがよりうれしいですよね。
上手な人と釣りをすると得るものがある

釣りを始めて小さなイワナを数匹釣らせてもらいました。そこで高橋さんの釣りが見たくて竿を出してもらいます。やはり上手な人の釣りは参考になります。そのアプローチからキャスト、取り込みまで一連の流れが見ていて気持ちいいものです。この日はエルクヘアカディスを使っていましたが、ものすごいキワキワのピンスポットにもきちんと入れていきます。さらに、さすがプロタイヤーの高橋さん、そのエルクヘアカディスの浮力、見易さが抜群なんです。やはりエルクの量やバランス、マテリアルの質などいろいろな要素が詰まっていてこの見易さ浮力なんでしょうね!
さくっとこんなきれいなイワナを釣ってしまう!

釣りをしてもらいすぐにイワナを釣ってもらいました!こんなきれいなイワナが都内からほど近い小菅川で釣れることもびっくりです。小菅川は釣り人も多い川なのですがキャッチ&リリースをする人の割合が多いということなのでしょうか。持ち帰りの匹数を5尾と制限している効果もあるようです。近場でこんなきれいなイワナが釣れる環境、この先も維持されるといいですよね。
私もテンカラでタイトに攻めます!

小菅川でも源流部の釣り場だけに流れも細くなっています。また渇水の影響もあるようです。それでもイワナらしいポイントからはしっかりとアタリが出てくれます。しかし、いかんせん小さいイワナが多く、モデルになってくれそうなイワナが釣れません。
納得の一尾と出会えました!

丁寧に釣っていくと、ようやく納得のイワナに会えました!多摩川源流ってとこが感慨深い感じです。これで気分よく釣りを終えることができますがまだ昼まで時間があるので進みます!
雄滝を釣る!

前方に立派な滝が出てきました。「雄滝」と言うそうです。林道からは遊歩道が滝まで続き、時折見物客が見にきていました。その横でテンカラを振り続けます。釣りをじっくり見られるとちょっと恥ずかしいものです。
立派なイワナが出てくれました!

この雄滝を右岸側から少しずつ攻めてみます。それほど深い釜をもっているわけでもないですがかけあがりでハリスを小さく引き込むアタリがでます!合わせるとちびイワナの軽さではなくまあまあサイズの手ごたえです。ちなみに毛鉤は10colorsの甲斐胴黒虎花笠#12、私の中では安定の毛鉤です。そしてこの日の竿は天平テンカラ33です。
こんな素晴らしい小菅川の景色に感動でした!

高橋さんの釣りを見させて頂いている時、少し開けた空間にでました。新緑に陽光があたり、辺りが緑がかったような色合いになりました。都内からでも日帰り圏内、どちらかというと近場の渓流釣り場ですが、これだけの美しさを味わうことができます。林道は整備され、トイレなども近いため女性の方でも安心して釣りが楽しめるような場所です。小菅川は色々な意味で魅力のある渓流です。ぜひ訪れて見てください。小菅村漁協
高橋さんありがとうございました!

今回はホントにお世話になりました。小菅川を知り尽くしたリバーキーパーの高橋さんだからこそのガイド、メチャクチャ楽しかったです。今回は渇水の影響もありヤマメの方は顔を見ることができませんでしたが、来シーズンはぜひ小菅ヤマメの顔も拝みたいと思います。

