9月13日、長野県、愛知県から仲間があつまりテンカラです!無事に取材も終わって気楽に竿を振ることができました。とはいっても天候不良で時折土砂降りになるような不安定な空模様です。こんな時ってイワナ釣れるの?って思う方も多いのではないでしょうか。温かい雨、適度な増水は魚の活性を上げたりします。また水面に波紋が常にある状態は魚へのプレッシャーを低くする効果もあります。ぜひ本文を読んでみてください!
土砂降りの影響はいかに?

しとしとというよりは時折ザーっと降るような強い雨でした。雨の影響はプラスにもマイナスにもなります。濁りが強すぎ、ゴミの流下が多すぎ、遡行が危険、水温低下を招く雨、こういう場合は良い釣りができません。では良い影響とはどうでしょう。適度な濁り(笹濁り)、適度な増水(エサの流下、酸素量の増加)、プレッシャー減(水面に波紋)、温かい雨(水温は安定)、こうした良い条件が揃うとイワナの活性もあがり、しかも釣り易くなります。釣り人が有利な条件になります。
この日の状況は?

不安定な天候で雨雲が次々に入り込むような状況です。しかし、気温自体はそこまで下がっておらず、また濁りも若干入っている程度です。ごみの流下も無く、また水面には雨粒の波紋ができて釣り人の陰を遮る味方になっています。そうこれはテンカラにとって有利な雨です!
ドラカラで連荘モード突入!

トップを切ったのはこのかわいいイワナです。この日はドライフライテンカラ、通称ドラカラではじめました。この子の出方を見て確信に!今日のドラカラは当たりだなって!その後もここは出ると思うポイントから次々にヒットします。
スレているイワナも居たけどポイントは沢山

流れによっては浮いて見切られるイワナも何尾かいました。しかし、そんな食わず嫌いなイワナを粘っていても時間の無駄です。見切ったイワナは相手にせず、次のポイントに毛鉤を入れて行きます。雨が気にならないほど黄色いエルクヘアカディスにイワナが喰いついてきます!
ちょっと黒みがかったイワナたち

写真を見てもらえると分かると思いますが、ここのイワナたちは少し黒みがかったイワナがほとんどでした。さらに見てもらいたいのが石の色です。イワナの下に写っている石の色が同じようなトーンですよね。やっぱりイワナも住んでいる環境に自分を合わせているのが良くわかります。
本日のカッコイイイワナ!

そしてこの日一番カッコ良いイワナが出てくれました!淵とは言えないまでも短い深瀬と言った感じのポイント。底付近から勢いよく浮いてきて毛鉤を咥えてくれました。体格もよく強い引きで楽しませてくれました。写真を撮ってリリース、仲間としゃべりながら同じ筋を叩いているともう2尾釣れてくれました。これも雨の恩恵、プレッシャーの低さを感じる出来事でした。
雨の中お疲れ様でした!

雨の中お疲れ様でした!流石に体が冷えますね、この後はみんなで温かいそばを食べて解散しました。これだけの土砂降りの中釣りをしたのは久しぶりです。それでも仲間と一緒に竿を出していると楽しいですね。私はいつも雨の日用にレインキャップを用意しています。頭を濡らさずに釣りができ、体の冷えを抑えることにも繋がりますよ。

