秩父!テンカラでイワナバンバン!&渓ランチはそば定食!

2022年、6月27日。夏本番一歩手前の季節、渓流魚たちがもっとも活性が高い季節です。この10日後に膝の手術を予定していたため、この釣行からしばらくは渓流に入れない。だから気持ちよくテンカラでイワナが釣れるだろう秩父の沢を選択しました。同じ市内に住む沼澤さんを誘って日帰りの沢旅。アウトドア飯も釣果も最高の釣行となりました。

踏み跡が分からず予定より上流からスタート

スマホのGPSアプリは便利

入渓後、少し奥へ入るため、渓に沿った踏み跡をたどるのですが、ここでいきなり問題が…。踏み跡はあるのですが思ったより高度を稼いで渓から離れていきます。やはりおかしいと思い無理やり上流方向に歩き、小沢で下降して戻りました。こんな時に私は登山用のGPSアプリを利用して自分の位置を確認しています。ちなみに私が使っているのはジオグラフィカというアプリです。源流師のなかではこうしたGPSアプリが当たり前の時代になりました。便利になりましたね。

帰りに確認したがもともとの踏み跡は途切れてました

秩父の谷

行きに踏み跡から外れたので帰りは渓を下降しました。特に悪場もなく、途中から踏み跡にもどったので良かったです。踏み跡は途中で崩れ途切れていました。結果オーライといった具合です。今度入渓するときは渓をそのまま釣り上がったほうがよさそうです。最近はまともに進めない踏み跡が多くなってます。最近は20mくらいのテープなどを用意した方がいいかと考えています。

秩父のキレイなイワナがバンバンでました!

フォームビートルに疑いなくでる秩父のイワナたち

10colorsのフォームビートルと秩父のイワナ

渓に降り立ち早速竿を出します。するとすぐにイワナがフォームビートルを咥えます。その後もゆらゆら泳いでいるイワナをサイトフィッシングで釣ったりと、フォームビートルは今回も大活躍です。この季節、甲虫もイワナたちの良いエサとなっています。浮力があるので浮力材を使用しなくても浮いてくれるのが便利です。入門者には特におすすめの毛鉤です。10colorsの毛鉤紹介はこちら

毛鉤のキャスト、ちょっとしたことでイワナの出がちがう?!

水深のある秩父の落ち込みポイント

フォームビートルは釣れるのですが、更に良く釣れるようになる技があります。技というと大げさですが、たいしたことでもなく誰でもできることです。それは水面に叩きつけるように毛鉤を落とすこと。毛鉤はソフトに落とさないといけない、と思っている人が結構多いのですが、必ずしもそうではないのです。もちろん水面が穏やかでスレた魚相手にそんなことしたらみんな逃げてしまいます。しかし、沢や源流のポイントなどで、ちょっと水深のあるような場合、エサが落ちてきましたよ~ってイワナに気づいてもらわないといけないのです。すると底にいたイワナが流れる前に喰わなきゃって勢いよく飛びついてきたり、中層に泳いでいたイワナがゆらゆらと浮いてきてパクリと咥えたりします。この日も少し深さがあるなと思ったら結構強めに毛鉤を水面に叩きつけて釣っています。ぜひ試してみてください。

落差を稼ぐ秩父の小沢は釣り易い!

小滝の連続でポイントが明白

秩父のテンカラ釣り

奥秩父の渓流・源流は一気に高度を上げていく沢が結構多くあります。今回も小滝の連続するようなポイントが多くある沢です。遡行に問題が無ければこうした沢はポイントが明白で釣り易いです。落ち口のすぐ上、滝の落ち込みからの開き、両側の巻き、テンカラ入門者でもわかりやすいポイントばかりです。そしてこの季節ならドライの釣りで十分釣果に繋がります。

落ち込みからイワナを手に!

秩父のテンカラ釣り

最初はちょっと小さ目な毛鉤で釣っていた沼澤さん、少し出が悪いのでフォームビートルを分けてあげました。するとしっかりイワナをキャッチ。先ほども書きましたがポイントは明白ですし、イワナに毛鉤の存在を気づいてもらえれば勝負はあっというまです。

今回の渓ランチは豪華そば定食

まずはビールと枝豆!

枝豆とビール

今回は沼澤さんに運転してもらっているのでランチにビールが付きました!小さいワンカップも映ってますが沼澤さんが気を使って持ってきてくれました。全部飲みたかったのですが、帰りもあるのでビールだけ頂きました(^^;)、それにしても至福のひと時です。枝豆まで用意してきてくれました!

私は手羽先をレモン風味でさっぱりと

アウトドアランチ手羽先

私は手羽先にシメジとピーマンを入れてじっくり焼いていきます。味付けはマジックソルトだけですが最後にレモンの輪切りを載せてさっぱりとさせました。火が通るまで少し時間が掛かりますが蕎麦に鶏肉は合うと思ったので持ってきました。

夏の渓流定番そば定食

アウトドアランチざるそば

そして竹細工の職人でもある沼澤さん、渓のランチにざるそば、そして竹のそば猪口、竹の器に盛りつけられた漬物!最高のアウトドアランチでした。いつもの金属のコッヘルやプラスチック系の器と違い竹だと風情がありますね。こんかいもごちそうさまでした!

秩父の小沢でテンカラ

水もイワナもキレイな秩父の小沢

秩父のテンカラ釣りイワナ

今回の小沢はきれいな水でした。もちろん上流に民家もなく、また小滝の連続で岩だらけでしたから透明度も高い沢でした。そして、釣れるイワナも秩父らしく逞しい感じ、色も濃い魚体ばかりでした。同じ秩父でも入川の源流部などに行くともっと朱点が赤っぽい秩父イワナと呼ばれる個体が多くなるのですが、ここの沢は黄色味がかったオレンジで良く見るタイプのニッコウイワナでした。

良型もでるので侮れない秩父の小沢

天龍風来坊39TAとイワナ

こうした小沢でも時折良型のイワナが出たりします。ポイントのなかには水深があり隠れることができる場所がたくさんあります。そうした場所で大きく育ったイワナが大雨や産卵期などで移動をします。そして、攻めることができるポイントに移動した時がチャンスとなります。よほど人が入らない源流ではデカイイワナが警戒心もなく開きに泳いでいたりします。しかし、さすがに秩父の沢ですから、普段から人が入っています。大きく育つような魚はなかなか隠れ家から出てこないものです。今回もここにドバミミズ沈めたいな~と沼澤さんがつぶやくポイントが何カ所かありました。

秩父のイワナ釣りは安全第一で楽しんでください

秩父のテンカラ釣り

大岩がゴロゴロしていて小滝が連続していた今回の小沢、遡行には注意が必要です。浮いている岩や石も数多くあります。また苔むしているのが秩父の渓の特徴でもあります。そのほか熊やマムシなどの動物もたくさんいます。スズメバチも渓によっては沢山いる年があります。いろいろな注意をしなければなりません。なるべく単独での釣行は避けたほうがおすすめです。もし単独で入る場合は計画を家族や友人にしっかりと伝えてから入渓しましょう。