9月20日で渓流釣りの解禁期間が終了する群馬県、そこで今年入りたかった沢へ駆け込み釣行です。入口の魚影は一昨年に確認していたのでおそらく釣れるはず、と見込んでの釣行!すでに秋の気配に包まれた中でのテンカラ釣り、毛ばりを浮かせるか沈めるか、少し迷いながらの釣りでした。
滑床と小滝の渓相、この日のポイントは!
滑床はパス、落ち込みは丁寧に
初見の渓流はどうなることかと不安があります。しかし、行ってみないとわからないのが渓流釣りです。入口しか釣ったことのなかった沢ですが、少し奥へ行くと滑中心の渓相であることがわかりました。滑が続き、時折小滝や落ち込みといった具合です。滑床で浅い流れにはイワナは着きません。なのでそうした場所はどんどん飛ばします。そして落ち込みや小滝が出てきたら丁寧に釣っていきます。
底石が入った開きは重要ポイント
時折ですが、滝下や落ち込みから底石が入った開きがあります。こうしたポイントは一級ポイントでうす。今回のような渓相では、底石イコール隠れ家、開きは捕食に最適で、イワナにとってはこの上ない棲み処となります。滑床が多い分、より一級ポイントになっているというわけです。もちろんイワナが着いてました!
はじめは浮かせて釣っていましたが
フォームビートルでイワナが釣れますが
今回は小型のイワナがよく釣れました。釣り始めてしばらくはフォームビートルで様子を見ていました。もちろんぽつぽつと釣れていましたが、なんかペースが上がってこない。思ったほどのペースではないように自分の中で感じていました。そこで今シーズン何度も試しているビーズヘッドのタイプへ結び替えます。
BH黒花笠に替えてペースアップ
結び替えた毛ばりはBH(ビーズヘッド)の花笠です。適度に重く浅い場所でも根掛りの少ないものです。沈めるようにしてからはよりペースが上がりました。水面に出にくいイワナも安心して毛ばりに食いつくようです。
よそ見して釣れた泣き尺イワナ
順調に楽しく釣り上がります。少し高さのある滝を上り、後ろからくる中嶋さんを見ていると竿を持った手にテンションを感じます。実は振り向く前に目先のポイントに毛ばりを入れてから振り向いたのですが、食った魚が竿を引いてくれたわけです。上がってきた中嶋さんと笑いながら上がったのはこの日最大の泣き尺イワナでした。小型が多いので油断しまくりでした。ちなみに毛ばりは10colorsの甲斐胴黒虎花笠#12です。
今回の渓流飯はたらこスパ
早ゆで3分の小鍋で作れるパスタ最高!
結構釣れたので気分よく滑滝の前でランチです。今回はマ・マーの早ゆで3分のパスタを茹でてソースを絡めただけ。お手軽なたらこパスタです。源流でも早ゆでタイプのパスタが登場してからは持っていく人が増えました。さらに小鍋で作れる2/3サイズが発売されているのでアウトドアには最高ですね!
滑滝もきれいな群馬の渓流でした
ランチを食べたあと林道が近く退渓しやすそうな場所まで釣り上がり竿をたたみました。小型ながら数釣りができた楽しい一日となりました。ここは雪もそれなりに積もる標高1000mほどの場所です。また春を迎えた頃に訪れてみようかと思います。新緑の中を流れる滑の渓相は想像するだけで気持ち良いものです。