山梨県の渓流でテンカラを楽しんできました。一昨年のつり人社さんの取材以来ひさびさの釣り場です。ヤマメが中心ですがイワナも交じります。今回は支流と最後に本流筋の様子を見てきました。ヤマメは7寸~8寸が中心で良く釣れましたよ。そして最後に本流筋の上流部を釣り良型イワナで締めました。今回は10colorsのフォームビートルプロトの試し釣りが目的でしたが他の毛ばりでも良く釣れましたよ。
山梨県桂川水系でテンカラ釣行朝一の様子は?
山梨県桂川水系でテンカラ朝一は沈めて流す
そもそも朝一はまだまだ肌寒く水生昆虫の羽化もないです。魚は居る渓なのですがライズは見当たらない状況です。とりあえずは甲斐胴黒虎花笠#14で様子を見ます。すると思いがけずすぐに22㎝くらいのヤマメが落ち込みの肩でヒット!この肩でヒットするときは結構魚影が濃いように思えるのですが確証はありません。とりあえず朝一番の桂川水系の支流は良いスタートが切れました。
山梨県桂川水系は分かりやすいポイントにヤマメが泳ぐ
写真は今回入った支流のヤマメが釣れたポイントです。この開きとすぐ上の開きと連続ヒットでした。それほど深さはありませんが、底石も入り流れる速度もいい感じです。この開きはヤマメが泳ぐのを確認してからのキャストですからエキサイティングでしたよ。
山梨県桂川水系を釣る今回のテンカラタックル
今回のタックルを紹介します。竿は天龍てんから風来坊39TAです。愛用の仕舞寸法が短いズーム付きの竿です。今回のような狭い支流では33の状態で使用します。ラインはフジノラインのソフトテンカラ3.5mです。ハリスは沈める毛ばりの場合はバリバスのスーパーティペットマスタースペックⅡフロロカーボン5X,浮かせる毛ばりのときはバリバススーパーティペットマスタースペックⅡナイロン5Xです。長さは1mを繋ぎます。
テンカラにおすすめの視認性の良いテーパーライン「ソフトテンカラ」
フジノナイロン ソフトテンカラ 3.6m 蛍光オレンジ k-22 価格:920円 |
視認性が非常に良く丈夫です。ある先端でもある程度の太さがあるため沈みやすいのがちょっと気になりますがフロータントを塗ってあげればだいぶ良くなります。単線でテーパーが掛かっているので適度な重さで使いやすいと思います。入門者からベテランまで幅広く使用されている人気のテンカララインです。
バリバススーパーティペットマスタースペックⅡはテンカラハリスにおすすめ
バリバス スーパーティペット マスタースペックII フロロカーボン 5X 【釣具 釣り具】 価格:1,073円 |
バリバス スーパーティペット マスタースペックII ナイロン 5X 【釣具 釣り具】 価格:1,073円 |
バリバススーパーティペットマスタースペックⅡはフライ用ですがもちろんテンカラ用としても向いています。沈める毛ばりの時は重さのあるフロロカーボン、浮かせる毛ばりの時は軽いナイロンです。スプールも薄く連結できますからベストに仕舞うにもコンパクトでおすすめです。
山梨県桂川水系ちょっと替えてみた羊胴白柴花笠#14で連続ヒット
10colorsの羊胴白柴花笠#14にちょっと替えてみました。変えた理由は日陰のポイントが続いていたからちょっと見やすく目立つ毛ばりを試してみようと思ったからです。これが正解!連続でヤマメが掛かります。ヤマメに気づかれずにアプローチできれば高確率でヒットです。
山梨県の桂川水系お昼は仲間のおもてなし焚火で渓流ランチ
小さな焚火台で肉&フランク
今回も仲間がお昼を焼いてくれました!最近仲間は焚火台をザックに忍ばせさっと火を起こしてフランクフルトやお肉を焼いてくれます。澄んだ流れの際で美味しいお肉を頂くなんて贅沢な話です。たらふく食ってしばらく動きたくないくらいになってしまいます。渓に入ってたくさん歩いて少しは痩せるかな?と思っていても大体いつもこんな感じです。
仲間の持っていたのはパーゴワークスニンジャファイヤースタンド
パーゴワークス ニンジャファイヤースタンド PaaGo WORKS Ninja Fire Stand CG001 焚き火台 焚火台 キャンプ アウトドア フェス【正規品】 価格:13,200円 |
他のメッシュタイプのファイヤースタンドはメッシュの上にステンレスのフレームが無い分焼き網を載せることができませんが、このニンジャファイヤースタンドは焼き網を載せることができますから便利なのですね。収納もコンパクトになりますから渓流釣行のデイパックにもすんなりと収まります。
食後はポケットストーブで湯沸かし、コーヒーでゆったりと過ごす
価格:1,280円 |
仲間が何やらザックから取り出したと思ったら小さなかわいいストーブでした。燃料は100均の固形燃料。これで渓の水を沸かしてコーヒーを入れます。お湯を沸かすくらいなら確かにこれで十分かなと思ってしまいます。今回のような日帰り釣行の際、アウトドアを楽しむアイテムの一つとしてあっても良いかと思いました。よほどの高所、低温、悪天候でない限りですけどね。
山梨県桂川水系の昼からはドライフライテンカラでヤマメ
山梨県桂川水系はフォームビートルでヤマメが次々にヒット
昼からはドライフライテンカラで攻めます。今日のお題のフォームビートルです。写真は今回のためにいくつか巻いてみたものです。ボディーにはピーコックハールを巻いていますがボディーハックルがないと微妙に浮力が足りないと思いました。10colorsで販売するものはボディーハックルを入れて水面での安定性や浮力を上げたものになります。
山梨県桂川水系フォームビートルの色は関係あるのか?
午後からのフォームビートルの釣り、イエロー・ピンク・ブラウンどれでもちゃんと釣れました。もちろん河川や時期などシチュエーションによっては色によって食いの違いはあるかもしれません。しかし今回はどの色でもしっかり釣れました。基本的にバックフロートのタイプになりますから、水中から見た感じはボディーの色がメインでフォームの色は縁取っている程度になります。また太陽が上にある場合、色はあまり気にならないのかもしれません。魚から見られた時の色よりは使用する人から見た時に見やすい色が良いと思いました。やはりブラウンは見にくかったですね。
10colorsのフォームビートルを宜しくお願いします
色々と試した結果頭の部分は丸くせずにそのままカットした形状にしました。この方が視認性、浮力などにも良いと思いましたので。またフォームの素材自体も色々と試した結果、今回非常に柔らかい、発砲倍率の高い素材を使用しています。やはり軽く浮力もあり、魚が咥えた時に柔らかい、離しにくいメリットがあると思います。プロトで巻いていたブラウンは視認性に劣るため、代わりにグリーンを追加して3色の発売となります。店頭にない場合は取り寄せも可能かと思いますのでぜひよろしくお願い致します。発売は少し先となります、発売になりましたらブログやSNSにてお知らせいたします。
山梨県桂川水系の午後は上流のイワナをチェック
山梨県桂川水系の上流部ガレた渓相にイワナは残っているのか?
上流部は一昨年の台風の影響からかガレ沢になり大荒れの状況でした。こんな状況でもイワナは元気に頑張っているのか?ちょっと不安でしたが答えはすぐに出ました。桂川水系の支流の上流部はイワナの渓となります。堰堤の多い支流が多いのですがその堰堤ごとにイワナが着いているようなイメージです。今回は堰堤の連続から自然の流れになった区間の様子を見ました。
山梨県桂川水系支流で深みからゆっくりとフォームビートルを咥えたイワナ
時間もないため道路際から入渓しました。ガレて浅いポイントが30mほど続きましたが水深が2mほどありそうな落ち込みが現れました。そこにピンクのフォームビートルをポトンって感じで落とし少し待ちます。流れはあまりなくそのままの場所をキープしながら浮いていました。そろそろ打ちなおすかと思っているところでパクリと咥える魚、おそらく10秒くらいは浮いていたと思いますので下からゆっくりと近づいてきて咥えたようです。引きも強くまあまあの型とやり取りですぐにわかります。ガレて尖った岩にハリスが擦れないように気を付けてとりこみます。ネットに収まったのは9寸のかっこいいイワナでした。ワイルドな顔つきがたまりませんね。
まとめ
ぜひ山梨県桂川水系の渓流釣り場でテンカラを振ってみてください
こんなきれいなイワナやヤマメが都心からわずか1時間半の渓流で釣ることができます。桂川水系の支流は魚影もそこそこ多いですし、加えてきれいなイワナやヤマメが多い釣り場です。細い沢では振りにくいポイントもありますがテンカラ竿を短いものにすれば十分たのしめると思います。もちろんエサ釣りでもルアーでもフライでも楽しめると思いますがぜひ桂川水系の支流でテンカラを楽しんでください。