テンカラ釣行!誘いの名人小次郎さんとのんびり芝川C&Rエリアへ

11月27日、この日は小次郎さんとのんびり芝川釣行でした。前日の夜に小次郎さんが営む焼き鳥「またぎや」さんで一杯、特別な資格をもっている小次郎さんが入れる生ビールは泡がクリーミーでほんと美味しいです。前夜に釣り談義からという最高の流れで釣りに行けました。芝川は平日と言うこともありガラガラです、引きの強い良型も混じり楽しむことができました。

誘い一発で良型ニジマスがヒット

小次郎テンカラ

朝釣りをはじめてからエリア最下流の瀬でまあまあのサイズをフックアウト、バラシから始まった私ですが、小次郎さんは1本釣って更に掛けます!この魚、そこべったりに定位してまったく動かず、何度か私の毛鉤が近くを流れても無反応のニジマスでした。そこで、小次郎さんに交代、そして誘って流すと一発で掛けてしまいました。恐るべし小次郎テンカラです。小次郎さんの竿は柔らかく、掛けた魚をその場でじっくりといなし、時間をかけてランディングします。魚を暴れさせない、刺激しにくい効果が柔らかい竿にはありますから、その利点をうまく利用しているわけです。普段桂川にいるビッグサイズのニジマスを釣り慣れている小次郎さんは余裕のやり取りでした。

芝川ニジマス

このサイズでもひれのしっかりしたニジマスはよく引きます。小次郎さんは掛けたニジマスをその居着いていた周辺でやり取りをします。掛けたポイントからなるべく動かさないことで魚を安心、安定させじっくりといなすことを意識しているそうです。確かに下流へ下られたりすると流れにもまれて魚の動きも安定しません。

少し遅れて良型ニジマス

芝川ニジマス

私のほうは少し遅れてまあまあサイズのニジマスをヒットです。こちらは底から少し浮いた状態で流れに入っていましたから喰うだろうと予想し毛鉤を流してヒットです。浅く緩い開きに出ている魚はかなり警戒心が強くなっていてラインを嫌ったり、少しのアプローチミスで逃げてしまったりします。しかし、しっかりした流れに着いて、動きのあるニジマスは比較的素直に口を使ってくれます。

じっくり観察これ大事です

芝川C&R

やはり名人と呼ばれる人になるとじっくりと川を観察します。魚がどこにいるのか、なにを捕食しているのか、底にいるのか浮いているのか、居れば居たでどう攻めるか、掛けたらどうとるか、などなど。思考はとまりません。

きれいな魚が多い芝川のC&Rエリア

芝川ニジマス

浅い瀬の中で掛かった小さいニジマスです。芝川にはこうした小さいニジマスも結構たくさん入っています。大きいニジマスを探して掛けるのも楽しいですが、普通に釣り上がってもこうしたニジマスが掛かります。渓流テンカラの冬場の練習にも最適なエリアです。

底に定位するニジマスを釣る時に考える

底まで毛鉤が入っているか?

芝川C&R
どんどん流す距離をとり底まで沈めて喰わせた一尾、狙い通りはやっぱり楽しい!

冬のC&Rエリアで釣りをする機会が増えたここ数年。よく見られるのは底にへばりつくように定位している良型ニジマスです。私が意識するのはその定位しているニジマスと同じ層を毛鉤が流れるようにすることです。レッドワイヤーで毛鉤自体を重く、タングステンビーズヘッドなどで重い毛鉤にする、その両方もあり。それでだめならガン玉やソフトウェイトなどを打って沈めて流すなどです。ガン玉などを打って沈める場合には毛鉤自体はそれほど重くしなくても良いと思っています。毛鉤の動きが自然な方が良いと思うからです。毛鉤がニジマスの口と同じ底から数センチを流れることを意識して調整します。

流す距離や毛鉤を打ち込むポイントも考えます

毛鉤や仕掛けを重くしたからと言ってうまく流れるという訳ではありません。沈むための時間が必要なので、どこから流せばニジマスのいる底まで沈み、かつニジマスのいる手前で沈まないといけません。深ければ深いほど、流れが早ければ早いほど、重さや馴染ませる距離が必要になります。また流れが複雑な場合はどこに打てば早く沈むのかなど色々と考えてキャストします。これは経験になると思いますから色々と試して見てください。

誘いで毛鉤に飛びつかせた一尾

芝川C&R

夕マズメ、ライズも落ち着いてそろそろあがりますかという時間帯でした。小次郎さんが誘いで出した一本です。ヒレも回復してよく引いたニジマスでした。底まで沈めて流すのではなく、水面近くで誘い、飛びつくように喰わせた一本です。小次郎さんの真骨頂である誘いで出した一本!テンカラは奥が深いですね。

富士山もきれいな芝川C&Rでした

富士山

いつもはイベントで訪れることがほとんどの芝川、なので釣りをしたことがある区間が下流側ばかりでした。しかし、今回はC&Rの上流部も見ることができました。いつも引き返してしまう下流から2番目のプールから先は初めて釣りましたが、渓相も良く楽しむことができました。富士山もきれいに顔を出していてのんびり景色も楽しむことができました。次は春の芝川テンカラ交流会ですかね。