2022年9月25日 福島県只見の渓、フライ&テンカラでイワナ!

おそらく只見の渓を訪れるのは20年振りくらいだろうか、なかなか日帰りで行ける場所でもなくついつい遠ざかっていました。大串さんと今シーズン中にどこか一緒にと話していて、只見に行きましょうと決まったときは新たな場所を見れるわくわく感がありました。そして只見の渓は期待通り楽しく、尺イワナも登場し今シーズン最後の渓流遠征釣行の締めくくりとなりました。

只見の渓、入口は薮に突入!

薮漕ぎはマダニに注意?

只見のゼンマイ道

朝、林道からゼンマイ道へと入ります。入口はすぐにわかったのですが、そこからはものすごいボサに覆われ、まったく踏み跡もわからない状態でした。ルート図をもっている大串さんを先頭に薮漕ぎです。ただすぐに踏み跡らしきものが見つかり、しばらくするとしっかりとした道になりました。今回、はじめて同行した鶴見さんから聞いたのですが、こうしたボサの獣道にはマダニが着くそうで、ボサを人が通った時に移るそうです。ただ取りつく力が弱いため、レインウエアーなどを着ていればボサを抜けた後に払う程度で落ちるそうです。皆さんも薮漕ぎには暑くてもレインウェアーなどを着た方が無難ですよ。でも暑くて着ていられない時が多いですけどね。

只見の渓、ゼンマイ道は何とか生きていた

只見のゼンマイ道

左岸にそって踏み跡を進みます、ゼンマイ道ってやつです。この近辺の地質の特徴で、スラブの斜面の上に道が付いている箇所もあります。草が被っているため慎重に進みます。森の中と渓沿いを繰り返し進むこと1時間くらいでしょうか、入渓点に到着しました。このゼンマイ道もおそらくこの先数年で歩けなくなる場所が出てきそうな感じでした。今回なんとか歩ける状態でよかったです。

いきなりの尺イワナにテンション上がる!

タンニンウォーターでいきなり尺イワナ!

尺イワナ

入渓後一休みしてから竿を出しました。私と鶴見さんで交互に竿をだして釣り上がります。すると釣り始めてすぐに鶴見さんの竿が曲がります。下流側から大串さんと二人で見ていると上がったのは立派な尺イワナでした。いきなりの良型にテンションも上がります。意気込んで私も釣り上がります、しかしなかなか掛かりません。どうやらそれほど魚影は濃くないようです。

穏やかな流れとポイントが交互に!

気持ちよい平坦な流れ

只見の沢

入渓点から滝をひとつ越えるとしばらくは平坦な流れが続きました。底は岩盤状で浅い場所はタンニンウォーターが薄く色づく程度、両岸の緑と、時折現れるスラブの山の斜面が美しい景色を作っていました。歩いているだけで気持ち良く癒しの時間です。

平坦な流れの先には必ずポイント

只見の沢

そして平坦な流れの先にあるのがこうした小滝や落ち込みです。大岩や大石といった隠れ家の少ない岩盤底の渓相だけに、こうしたポイントにはイワナが高確率で入っていました。そして、みんなが数尾を釣りあげた頃には昼時になっていました。

お昼はさっとあんかけかた焼きそば

かんたんアウトドアレシピはかた焼きそば!

アウトドア飯

今回は日帰りで退渓するので、時間がないため簡単なアウトドア飯です。角型クッカーの中にかた焼きそばの麺を入れておきます。こうすることで形を崩さずに運べます。あとはレトルトの中華丼の具を温めて掛ければ出来上がりです!以前、静岡の仲間に教えて頂きました!少し肌寒い季節になる秋の釣行にはピッタリのメニューです。みなさんもぜひどうぞ。

今度はじっくりとドライで攻めたい只見の渓だした

今回は大き目なドライフライがよかった!

只見の沢

今回は大き目なドライフライが良かったです。私は花笠で2尾釣れたのですが、ちょっと水深のある深いポイントではタンニンウォーターに紛れて毛鉤の存在が薄れてしまいました。釣った2尾は水深の浅い流れからです。そのためサイズも少し小さ目でした。一方の二人は大き目なドライフライ、底が見えないほどの水深からでもイワナがしっかりと毛鉤に出ていました。

深みはちょっと時間をかけた方が良い感じ

只見の沢フライフィッシング

今回一番の大物を釣り上げた鶴見さん、落ち込み、小滝の釜などはしっかりと攻められていました。ベテランの技って感じでした。釣りを見ていて思ったことがあります。それはタンニンウォーターの濁りがあるため、イワナの出が遅い時があるということです。おそらく毛鉤が着水してもすぐに気づいてもらえず、何度か打ち返すうち、イワナが気づけば毛鉤を喰いにくるイメージです。あまりタンニンウォーターの釣りに慣れていない私は非常に良い経験になりました。

またどこかのんびりと行きましょう!

只見の沢

只見のプチ源流、沢泊まりもできそうな場所でした。この後、もと来たゼンマイ道で車まで戻りました。大串さん、鶴見さん楽しい釣行をありがとうございました!またどこかの渓へ遊びに行きましょう!ということで2022年のテンカラ遠征釣行は終了となりました。テンカラに少しでも興味があると言う方はぜひこちらをご覧ください。テンカラ釣りに必要な物を説明します