早川冬季特別区テンカラ講習&大物釣り大会へ参加

12月17日、早川の冬季特別区で開催されたテンカラのチャリティーイベントに参加してきました。このイベント、チャリティーなので参加費はすべて放流資金となります。そして、その放流もイベント参加者がお手伝いをすることで漁協の負担を軽減させてもらうとっても良く考えられたイベントです。当日はシマノインストラクターのテンカラ大王こと石垣先生も参加され、テンカラ初心者への講習も行われました。そして、ニジマスの一番の大物を釣った人には早川漁協の年券がプレゼントされるというゆる~いイベントで和気あいあいと楽しい時間が流れました。

優勝は60㎝!放流されているニジマスはデカイ!

早川ニジマス放流

優勝は60㎝!放流する魚もデカイ早川です!

早川冬季特別区の人気が高い理由の一つが、放流されているニジマスがデカイことです。40㎝超えで体高のある丸々としたニジマスは普通に掛かります。この日のイベントでは60㎝を釣った芥川さんが優勝!二位は58㎝を釣った鈴木さんでした!芥川さんには早川漁協さんから年券がプレゼント!テンカラで釣ると大物とのやり取りは大変です。でもそのやり取りは良い経験になりますね。

早川ニジマス放流

土手上のトラックから川へ降りて放流、長い区間を間隔をあけて放流する、この作業は結構重労働です。今回のイベントでは参加費は全額放流へ、そして漁協の協力のもと参加者も放流をお手伝いしました。それにしてもサイズの大きい魚ばかりでした。

テンカラ大王の講習はとってもわかりやすい!

石垣先生テンカラ講習

この日も数名の参加者が石垣先生のテンカラ講習を受けられました。今回は初めて早川での開催でしたので、講習も初参加の方ばかりでした。各地で行われる先生の活動には脱帽です、テンカラファンがどんどん増えてくれると嬉しいですね。先生はとにかく釣ってもらうために一生懸命動かれ、その日のコンディションや状況を的確に判断されてアドバイスしていきます。

毛鉤はナチュラルかアピールか?

早川ニジマス

私も11時過ぎに竿を出しました、すぐ隣にいたテンカラ雑技団のFさんが「そのあたりに居るら~」と教えてくれた筋にキャストすること数投、ラインがピタッと止められて46㎝のニジマスが釣れました。このニジマスはオクトパスボムのオレンジでヒットです。管釣り用毛鉤で重めに巻いているものです。

その後は少し上流へ、すると今度は流れに定位してライズを繰り返す3尾を見つけました。ライズを繰り返している3尾のうち一尾だけが毛鉤に少しだけ反応しました。こういう魚ってなぜか釣ってみたくなるのです。私がこの日持っていてライズ狙いで使えそうなのはキジの剣羽根だけでした。サイズは14番くらいです。これにドライジェルを塗り浮くようにして何度もニジマスが反応するラインに乗せて流します。すぐ目の前に落としたり、少し上流から流したり、頭上に勢いよく叩きつけるように毛鉤を落としたりと色々試します。すると少し上流から流した毛鉤に素直に口を使いました!何度も流すことで本物のエサかも?って思ってくれたかなって感じのヒットでした。このニジマスはコンディションも良いのか相当引いてくれました。早川はニジマスの魚影がとにかく濃い、放流直後や3日前の放流の魚などはアピール系にも反応が良く、すでにその前から川に居たニジマスは普通の毛鉤の反応が良い状況かと思われました。どちらかというと後者の方が圧倒的に数が多いので普通の毛鉤をしっかりと流せてば数釣りも楽しめると思います。

シマノ・フジノラインから参加賞

シマノとフジノラインから参加へのお土産
シマノインストラクター石垣尚男先生
協賛してくれたフジノライン兼松社長の挨拶

石垣先生はシマノのインストラクターですので、この日シマノからはキャップやハンドタオル、巾着袋などが参加者にプレゼント!また早川からさほど離れていない厚木にあるフジノラインからはハンドタオルやテンカラハリスが参加者にプレゼントされました!テンカラを応援してくれるメーカーにも感謝ですね。

早川冬季特別区をおすすめする理由

漁協のやる気が違います!!

早川漁協の小川さんから早川の魅力をたくさん聞けました!

早川がこれだけ人気の釣り場になるのは漁協の努力があってこそです。早川漁協の方々からは楽しんでもらいたいという、やる気に満ちています。テンカラでもルアーでもフライでも、色々な釣り方で楽しめる川幅や水量やポイントの規模、そして都心からのアクセスが良いことなど、恵まれた環境の早川だと思います。しかし、それだけでは人気の釣り場にはなりません。しっかりとした放流や監視、魚の扱い方を指導されて回る漁協の方々の日々の苦労があるからこそ、人気の釣り場、話題の釣り場になっています。

早川冬季特別区はコンディションが良いニジマスが沢山!そしてデカイ!

早川ニジマステンカラ

10月に引き続き今回も早川のニジマスを釣って思うことは、やはりその引きの強さです。糸鳴りさせるような強い引きを見せたニジマスは40㎝半ばのサイズですが、やり取り中はそれ以上のサイズかと思ってしまうほどです。コンディションの良いニジマスが沢山いる早川冬季特別区はオススメの釣り場です。

早川でのテンカラ、注意とおすすめの竿

竿を折られないように気を付けて

早川ニジマステンカラ

早川のような大型ニジマスが多く掛かる釣り場ではちょくちょく竿を折られる方をみます。冬季のニジマス釣り場では大型のニジマスを放流する釣り場が多く、とくに早川ではその魚影の濃さが群を抜きます。コンスタントに大型が掛かるので竿が折られないように十分注意してください。

おすすめのテンカラ竿

おすすめのテンカラ竿はシマノのBGテンカラ48NVです。地元の常連テンカラ師も早川で愛用する大物用テンカラ竿です。石垣先生も早川など大型のニジマスが掛かる釣り場では使用しています。ハリスを太くしたい、けれど竿が折られるのが怖い、そんな時はこの竿が活躍します!

主催の大木さんお疲れ様でした!

早川でこのイベントが開催できたのは何より大木さんの尽力によるものです。今回、募集定員があつまり、放流目的も達成され、そして何よりテンカラ好きが集まって良い交流の場ができたのは主催者となって色々と手配、段取りして頂いた大木さんのおかげです。大木さんありがとうございました!さあ、来シーズンはどうしますか?(笑)